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俺たちに明日はない [映画]

(1968米)

30年代アメリカの不況・禁酒法時代の実在した銀行強盗を描いた作品。
刑務所から出てきたクライドはボニーと出会って自動車を盗み銀行を襲う。

60年代までヘイズ・コードという映画の倫理規定が覆っていたハリウッド界に
ウォーレン・ベイティが挑戦し、この作品の製作とクライドを演じる。
この作品がアメリカン・ニューシネマの導火線となったそうだ。

軽快な音楽で犯罪を重ね周囲を巻き込んでいくカップルを描く。
酷評した評論家が、あまりにも評価が上がって立場を失ったという。


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amazon 俺たちに明日はない (字幕版)


----↓ネタバレ


負傷した2人をC・W・モスが実家へ連れていき、
父親が歓迎したのに驚いたが、表向きだった。
バカ息子を2年の刑とすることで警察に協力した。
父親の素晴らしい判断だった。

2人も平和に家庭を作れるとは思っておらず、
最後はそうなるとは考えていたのでしょう。


ヘイズ・コード違反であっても、
ボニーの母親が不憫なことや、
最後に気分が悪くなるほど銃弾を浴びるシーンで、
犯罪抑止効果となったでしょう。







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