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ザ・テキサス・レンジャーズ [映画]

(2019米)


『俺たちに明日はない』の逆で、ボニー&クライドを追う警察官の話。
視点が逆だと、2人の犯罪者に同情の余地は全く無く進行する。
1000人規模の捜査とはいえ、1934年当時では広大なアメリカでは長期の逃走も可能だった。
そこへ解散された古いレンジャーが呼び出され2人で追う。
最新機器が使える訳でもなくアナログ情報の分析と勘を頼りに探し続ける。

犯人側の描写を最小限にし、顔すらラストシーンまで出さないという、
『俺たちに明日はない』を前提とした作品。

警察官が10人以上殺されているので、追う側も命懸けであり、
引退したレンジャーの妻にとっても覚悟のいる話で、見応えありました。






---↓ネタバレ


ケビン・コスナーが銃を買い揃える時に、ハレルソンが歯ブラシを見せる予告編のようなコメディーではない。
いたって、真面目に進行する。

銃弾150発以上を打ち込む必要はないが、
警官殺しは許してはならないということを知らしめなければならなかった。
ボニー&クライドがスターの如く葬儀に群がる現象は、
不況により銀行襲撃と警察官殺しで喝采されたということなのでしょうが、
死体を穴だらけにして親に引き渡してやるからな、という権力の意思だった。





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