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ショーシャンクの空に [映画]

(1994米)



名作とは知っていたが、コメディーでない刑務所モノは重いだろうと避けていた。
が、さすがでした。妻とその愛人を殺した罪で優秀な銀行副頭取が獄に入る。
無実でありながらも、また半殺しにされながらも精神を保ち続ける。
その獄中生活と友情を見事に描く。



Shawshank.jpg

----↓ネタバレ




所長がアンディを訪ねテストする際、好きな聖句を聞く。
どの箇所か当てることが可能なほど2人は精通しており、
ここからアンディーを評価して私的なことに使っていく。

また、トミーに聖書に手を当てて証言できるか答えさせて殺したが、
神と聖書を信じる者を信用はするが、自分は信じていなかった。
所長はいつの頃からか演じるようになったのでしょう。

アンディーにとっては妻の不倫と死、無実の獄が与えられるという苦難の極みだったが
「災難は誰かの頭上に舞い降りる。今回は私だった。」と冷静に語る。
ヨブと重ねたのでしょう。

レッドが希望を危険だとアンディーに忠告するも、
アンディーの希望と地道な努力により、所長と刑務官に罰を与えることも可能となった。
祈るだけ、努力するだけで、神さまが助けてくれる訳ではないという厳しい現実でもあった。

私はヨブやアンディーのように正しくも聖書を熱心に読むわけでもないが、
選択は2つ、なのでしょう。




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