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おしん 16~18回 少女編

(1983日)

明治40年(1907)冬、おしんは奉公先を脱走し、雪の中倒れたところを
遠山俊作に助けられた。

ある時、彼は『明星』を手に取り与謝野晶子の詩を読んであげた。


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「 あゝをとうとよ、君を泣く、
   君死にたまふことなかれ、

・・・・ 」

7歳のおしんには難しかったが、
俊作に読んでもらった思い出が残ることになった。


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その頃、実家の母は、おしんが死んだと思い、
米1升を換金し寺に言ってお経を唱えてもらい、戒名を貰った。

1升が10合で約1.5㎏だが、父は生きてたら10日分の家族の米の無駄と、激怒する。
が、母は「米が惜しくて、おしんが生きていると思いたいだけ」と罵る。

母は娘が生きていると信じていないが、
死後に苦しまずに成仏して欲しいと心底願った行動だった。


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NHKオンデマンド おしん 16~18回 少女編


春が来て、山を下りることになる。
雪の中、俊作におぶってもらい、村が見えたところで、
陸軍が巡回していた。

俊作は隠れたが、見つかってしまう。
連行されるところを、おしんを庇うため抵抗したが、射殺される。

脱走兵だった俊作だったが、逃げ通して社会に復帰し普通に暮らすことは絶望的だった。
彼は懸命に看病してくれた少女のために命を失うことに満足した。




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