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おしん 13~15回 少女編

(1983日)

おしんは奉公先を飛び出した。実家を目指して雪の中を歩いた。
が、山の中で倒れた。


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凍死寸前で助けられた。脱走兵の俊作だった。
1907年の話なので日露戦争のことだった。
小屋の主の爺は息子2人を203高地で失い恨んでいた。
俊作も203高地で撃たれた弾が身体に残り傷もあった。
他人だったが助け合い暮らしていた。

中村雅俊は"おしん"の"しん"は真実の真だの、心だの、神の"しん"だの
おしんを元気づけようとした。わざとらしくあり、
大河ドラマの『花神』で高杉晋作を演じたことを連想させた。
むろん、爺が息子2人を失った設定も、乃木希典を連想させるものだった。



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その頃、おしんの実家では、奉公先の使用人に米1俵をもっていかれた。



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NHKオンデマンド おしん 13~15回 少女編


20日も行方不明で母は心配で探そうとしたが、
他にも子どもがおり、伊東四朗は泉ピン子を突き飛ばした。
宛のない捜索で母を失うことは一家の崩壊を意味していた。

奉公先から50銭銀貨が返還されたが、
祖母が奉公前に持たせたものだったので、
家族は何があったかも心配だったが、どうしようもなかった。





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いだてん~東京オリムピック噺~ (17)「いつも2人で」

(2019日)

1916年のベルリン五輪は、第1次世界大戦により無期限延期となった。
師範学校卒業後もマラソンの練習に専念するため、
熊本に妻を残し東京でのプーライフに燃焼していたにもかかわらずだった。

一度、様子を見に来た妻を追い払ったことがあった。
しかし、妻は五輪の中止を知るや、すぐに駆けつけてくれた。


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だが、妻は五輪中止で熊本で共に暮らせることになると考え、
終わったことを「喜べ」とばかりに笑顔を強要した。

その後、さすがに金栗は、これを機に教職に就くことにする。
鎌倉だった。妻は共に住むこととなったが、
熊本の義母はカンカンだった。


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金栗の無念は、駅伝を生み出した。
京都~東京をリレーで走るアイデアを嘉納治五郎に話し、
読売新聞社主催となった。


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リレーのたすきは、洗濯物を干す妻が由来だった。


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いだてん~東京オリムピック噺~ (17)「いつも2人で」


大正6年(1917)、東京遷都50周年ということで
東海道五十三次の宿場を駅として選手交代し東京を目指す大会が行われた。

が、「遷都」なるものは行われておらず、
単に首都機能が東京にあり、「天皇が東京に滞在中」であるに過ぎないそうで、
あくまで京都が本来の都だそうだ。
その観点から言えば、京都人に対して失礼な大会だったのやもしれません。




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英雄たちの選択「“幕末”をつくった天皇~200年前の生前退位~」 [歴史動画]

(2019日)

安政5年(1858)の日米修好通商条約を幕府が勅許を願い出るまでに
朝廷の権威が上昇していた。
光格天皇の君主意識傍流意識が、朝廷儀式復興の原動力であり、
結実が条約勅許問題となり、明治の前提を作ったということだった。
歴史を立体的に学ぶということが実感できました。


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英雄たちの選択「“幕末”をつくった天皇~200年前の生前退位~」

----memo

天明の飢饉
御所千度参り
幕府に 米出させる 口出し幕府始まって以来

朝廷の威光を高める

不測の天運 9歳で即位

朝廷儀式の復興
 新嘗祭 公家が代行していたが、御所内で自ら本来の形に戻した

tm3 1783 噴火 天明の大飢饉
 1787  江戸大阪 打ち壊し

   京都では 御所千度参り 1日5万の日もあった

 申し入れから1月で 1500石のお救い米を出した
 将軍に意見を言うこと

直筆書簡 自身を後にし天下万民を

君主意識と傍系意識 があった
 自筆文書に書いてあった コンプレックス

「再帰性」 社会学で
冷めた意識で 伝統を戦略的に使っている

江戸時代の宮家は5摂家より下

----
1788 1月 天明の大火
        京都で 御所も
 仮住まい 光格天皇 御所の再建を図る

  江戸時代 規模が縮小されていたが、
   平安時代の規模に戻したかった

 幕府への説得が必要 が 老中 松平定信 緊縮
  御所造営奉行 5月
      定信 元の規模で
   
  半年の交渉 平安様式で紫宸殿と清涼殿
      回廊の復元 幕府が最も難色

  今回は特別に天皇の考えどおりに造営する
   他を減らすことで帳尻を合わせる
  定信 今後はお断りすべき

 復興させる儀式には広さと見えないようにする回廊
 
  弱者の脅迫

 当時18の天皇

 81万両 当時幕府の予算90万両だが
 
 定信はこうなったら立派なものを作って利用しよう

1791 12月 21才  41の公家に意見を求めた
  父に尊号 を幕府に 
  朝廷の多数は賛成 

  定信はこれ以上認めない 
    私情なので道理に合わない

  1792  天皇側から一方的に通告

 定信 皇位はそのように軽々しいものではない
     尊号を送るのは無用

定信 3人を呼び出し 処罰 
   尊号断念へ

1817 譲位 行列 威光を

11代将軍家斉 朝廷から官位を願い出た
  光格上皇は受けた  毎年支度金
    得るものが多かった

1840 崩御 天保11年

 見せることで権威上がる


条約勅許問題 光格天皇の結実
      明治の前提を作った



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なつぞら (31)~(33)「なつよ、雪原に愛を叫べ」

(2019日)

川村屋で偶然に天陽君の兄と再会する。芸大に通い漫画映画の制作をしていた。


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「新東京動画社」の仕事場を見学させて貰えることになる。
「簡単な」テストを受けると、才能を発見してくれた。
とは言うものの、農業高校に通っていたなつとしては寝耳に水状態だった。


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十勝に戻り、諸事情の成り行きにより、天陽と映画を見に行くことになった。



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NHKオンデマンド なつぞら (31)~(33)「なつよ、雪原に愛を叫べ」

終わると、このアニメを作った制作会社の社長が、
若い人材を熱心に求めていた。

なつは自分に言われていると思ったのでしょう。
見終わった後、雪月に行く。
天陽に「やりたいのでしょ」と聞かれても、
「自分には無理」と瞬間的に反応した。

東京行きを選ぶことが、家族を失うことになるとの防衛本能だったのでしょう。




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おしん 10~12回 少女編

(1983日)

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背中に赤子をおぶったまま小学校を覗いたおしんだったが、
学校の先生が奉公先と話をしてくれ、学校に通うことになる。


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が、「奉公人の分際で」ということで女中に昼飯抜きにされた。
それでも、学びたかったので、通い続けた。
しばらくすると、担任の先生が気づき、芋などを持ってきてくれた。


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しかし、生徒たちは授業中に赤子が泣いたり、おしめ交換に耐えれず、
「来るな」とおしんを痛めつけた。
彼女は負けなかったが、赤子にまで手を出すと脅され、断念した。
そのことを誰にも言えなかった。



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ある時、別の奉公人が実家の近くに行くので立ち寄ってくれるとのことで、
おしんは手紙を書いた。

カタカナだけだったが、実家で読める者はいなく、彼が読んであげた。
奉公先では優しくされ食事も充分に食べさせてもらっていて心配いらないと
嘘を並べた。


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NHKオンデマンド おしん 10回 少女編


がんばっていたが、ある時、女中に泥棒扱いされた。
祖母に貰った50銭を取られ、冷たい川へのおしめの洗濯の際、
とうとう理性を制御できなくなった。
7歳の子は雪山を越えて実家に戻ろうと職場放棄した。





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夏目漱石の妻 (4)「たたかう夫婦」(最終回)

(2016日)

明治40年(1907)足尾銅山で働いていた元坑夫の荒井が、漱石ファンだったことから、
家を訪ね、小説の題材に使って欲しかったので知っている限りを伝えた。

翌年1月に朝日新聞に『坑夫』の連載を開始したが、
文章のチェックを荒井が毎日のように漱石の家で行った。
漱石の弟子たちや妻の従妹から金を借りまくるという事件が起こった。

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その荒井が言うには、次の『文鳥』は理想の女性が書かれているとのことで、
妻の鏡子は、「読ませてください」と原稿を取ろうとしたら、
漱石は、力ずくで鏡子を払いのけた。


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NHKオンデマンド 夏目漱石の妻 (4)「たたかう夫婦」(最終回)


漱石の不安定が暴力に至ることから、子どもが怖がって近づかないほどだった。

それでも、夫が胃潰瘍で一時危篤になるも、妻鏡子は献身的に支え、
言いたいことは言いながら仲良く暮らしたようだ。

最終回となったが、この作品は、時代背景と人物を丁寧に描いていた。
ドラマ化にあたり、事実の前後関係をずらしたり、減らしたりと
綺麗に仕上げるため脚色しているが、
夫婦喧嘩の"間"や、それぞれの"父の愛情"と決別、など見応えありました。



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なつぞら (28)~(30) 「なつよ、お兄ちゃんはどこに?」

(2019日)

昭和30年、兄が劇場で働いていた。

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ダンサーの裸の後、感動の再会を果たす。
周りの客も兄妹が戦争で離れて暮らすことになり
再会したと瞬時に理解できた時代だった。


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なつと富士子が川村屋のオーナーに世話になっていることを知り、
10万を返済するため、知り合いに借金を申し出た。


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NHKオンデマンド なつぞら (28)~(30) 「なつよ、お兄ちゃんはどこに?」


が、博打の戦利品だった時計を質屋に持っていくと盗品だった。
ということで、咲太郎は警察に捕まったが、口を割らなかった。
なつには、「さよなら」の手紙を渡した。

貸したヤクザ者が博打の戦利品だと警察に説明して欲しいところだった。



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全力失踪 (3)

(2017日)

主人公の磯山は闇金から逃げ東京に戻る。
所持金を失い、ホームレスと知り合う。

テントの中の暮らしは洒落ていた。電気が通っていた。
収入は空き缶で、丸1日で20㎏集め2500円になった。
その金で息子のために貯金をしていた。

亡くなったホームレスに引受人がいなければ、
火葬され無縁仏となった。
居住者のいなくなったテントの始末のされ方に驚いたが、
ホームレスに限らず太古の昔から行われてきた営みなのでしょう。


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NHKオンデマンド 全力失踪 (3)




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おしん 7~9回 少女編

(1983日)

おしんは米1俵で奉公に出ることになった。
1俵は明治期に4斗約60㎏となった。大人の1年分とのことだが、少食でしょう。


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材木問屋だったので、船賃のかからないイカダで下流まで行くことになる。
冬の寒い川で危険だった。
母が見送り、父も後から追いかけてくれた。


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子守りが仕事だった。
が、付随しておしめの洗濯もある。
部屋の掃除、風呂掃除と7歳の子には過酷だった。



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NHKオンデマンド おしん 7~9回 少女編

ある時、小学校の授業を覗いて、帰宅が遅くなった。
女中は容赦なくビンタをくらわした。

年季奉公のイメージがなかったが、
最悪は、おしんのケースだという理解となった。
が、これで普通だったのやもしれません。




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いだてん~東京オリムピック噺~ (16)「ベルリンの壁」

(2019日)

金栗は東京高等師範学校を卒業後、プータローとなった。
寮から足袋屋の2階に住まわせてもらうことになる。

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もっとも、五輪出場した金栗の足袋を作ったとのことで、商売は繁盛する。


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その頃、美濃部孝蔵は、牢の中で稽古をしていた。


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いだてん~東京オリムピック噺~ (16)「ベルリンの壁」


妻が熊本から東京に来てくれた。
が、「帰ってくれ」と追い払う。

「さすが」と感心すべきなのやもしれません。
金栗は愚直なまでに真面目に生きてきた。

が、当然に、義母の怒りを招いた。
そういうことに無頓着だった。



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