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英雄たちの選択 「千年のまなざしで中国をみよ 内藤湖南が描いた日本と中国」

(2022日)


慶応2年に秋田北部で漢学者の家に生まれ、師範学校を出てジャーナリストとなったという。
日清戦争後の言論空間では文明と野蛮との対立と捉えていたが、
湖南は、中国は日本よりも早く近世となり進歩しているとしたようだ。
清の改革派と交流する湖南だったが、仲間のように理解された存在で、
現地に行き研究も重ね、京都帝国大学の教授となったという。

第1次大戦後の著作では、政治軍事は幼稚で日本が行い、
中国人は高等な芸術をやればいいとする侵略を正当化する論を披露したそうだ。
アメリカによる中国へ大学を作ってやったりとする華やかな展開に、
中国と日本への歴史を知りすぎる故の絶望があったようだ。

が、満洲事変後では、日本が中国を長く治めることはできず滅ぶと予言した。
現代中国を考えるにも、一度は通過しなければならないのでしょう。


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NHKオンデマンド 英雄たちの選択






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