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本村凌二 独裁の世界史~ローマ編 [講義等]

(2019日)



本村凌二
東京大学名誉教授/文学博士

※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


(1)なぜローマは帝国になったか
(2)見識を育んだ「父祖の威風」
(3)元老院貴族と庶民の関係
(4)共和政の変質と終焉


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10mTV 本村凌二 独裁の世界史~ローマ編


独裁制を抑制排除しようとしたのがローマとヴェネティアだった。
ローマは元老院と民会と民会で選ばれたコンスル2名、
つまり貴族性と民主制と独裁制の3つのバランスがとれていたという。
ここがギリシャと違うところでギリシャは内部の権力闘争が激しく、
ローマは恥ととらえエネルギーが外へ向いていたようだ。

元老院は見識の府であり、権威を重んじ「父祖の威風」で教育がなされた。
カエサルやアウグストクスも共和制の建前は守っていたという。
皇帝の独裁を抑制するはずだった元老院も、ネロらの暴君を産み出してしまい、
五賢帝と経、皇帝を「ドミヌス(ご主人様)」と呼ぶようになったようだ。





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